路上展示「UGOのロードモデル vol. 0」
新大久保 UGO の前には、約 20m の私道が存在します。これまで新大久保 UGO では、道の所有者の方との交渉、協力のすえ、施設屋内のみならず、施設屋外の道を積極的に使用し活動を行ってきました。フリーマーケットの開催、パフォーマンス舞台としての使用、また UGO にいらっしゃるお客様がたの憩いの場としてなど、これまでの道の用途は多岐にわたります。新大久保 UGO が都内の他のアートスペースと異なる点として、「道」を含めて企画主がオーガナイズできるという側面は、特筆すべきポイントです。本企画は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、屋内環境での密な会合や展覧会の開催が困難となった現在において、新大久保 UGO の知られざる魅力である「道」にフォーカスし、屋外のみで開催できる UGO の新しい展覧会モデルを提案するものです。同時に、昨今の公共空間の中で管理者や行政の恣意的な「公共性」の定義がその空間の中で可能な行動のコマンドを(美術作品を介して)削減している状況下において、新大久保 UGO を「半公半私の道」の実験場として再定義し、作品と路上における行動のコマンドの携わりを観察するための試みでもあります。企画第 0 回目として数えられる今回は、UGO 実行委員会のメンバーである金色の愛・ユンボが編集・監督をつとめ、実行委員会メンバーらが製作した作品が展示されます。(文:金色の愛・ユンボ)
アーティスト。表現者として繋がりを感じるアジア美術史、フォークアート等に関するリサーチをベースとして、トランスナショナルな視点でインスタレーションや絵画などを制作している。近年は ACC の助成による NY での滞在制作、台湾の關渡美術館やタイのワットパイローンウ ア寺院での制作展⽰、東京のクラブイベントとのコラボレーションなどフィールドを横断した 活動を展開している。 UGO のオーガナイザー。
アーティスト。デジタルゲームの体感や宗教的なイコンなどを織り込んだ映像やインスタレーションを制作。映像を観る時の受動性から能動的な視覚や体験を⾝体的に取り戻し、鑑賞者をいかにインスタレーションに組み込めるかを追求している。マテリアルショップ「カタルシスの岸辺」コアメンバー。UGO では主に中尾⼀平とともにバーの運営を担当している。
2001 年 3⽉24⽇⽣まれ。映像作家、バーテンダー、Z 世代のアドバイザー。イメージフォーラム映像研究所在籍中。現在は映像表現に興味を持ち、制作している。オーストラリア留学を機に移⺠、難⺠問題に関⼼を持ち始め、排除される⼈々をテーマに制作をしていた磯村暖と出会う。彼や彼の友⼈たちが集うパーティーに烏の如く参加していくうちに、メンバーとしてプロジェクトに携わるようになった。UGO では主に海野林太郎とともにバーの運営を担当している。
職業ギャル🌺強運の持ち主✨ギャルアイドル活動やショーパブ経験、ディズニーキャストなどの体験を経て⼈々にギャルマインドを注⼊し世界をハッピーにする⼈⽣を送っている🌈❤
UGO では主に衛⽣環境⼤⾂と SNS 広報を担当。 ⼝癖がアゲ⤴⤴ ⤴
アーティスト。絵画を描くことと自分の肌を掻くこと、加えて文字を書くことのそれぞれのレベルの中で、表面化する主客の関係性や身体像を検証している。主な個展に、地図製作の技法を用いて身体表象を多角的に得るための平面作品シリーズを発表した「ATLAS」(2020, JINENGALLERY)など。
アーティスト。様々な媒体を用いて制作。最近はパフォーマンスに興味がある。出身は大阪で壁画の制作のために UGO に訪れ、2 週間ほどで大阪に帰る予定だったが想像以上に楽しく、そのまま流れで実行委員会に入ることにした。UGO で行った制作は主に壁画のデザインや「大歩行パフォーマンス」がある。
編集者。アーティスト。映像とグラフィックノベルを制作するほか、各種編集業を務める。出版グループ「アロョイ文庫」編集担当。 オンラインショップ純喫茶バイオレンスバズーカ代表。アンデパンダンマガジン「超漫パンゲア」編集⻑。 主な著書に「まぼろしのインディーズゲーム PeepingPension 完全攻略本」。 UGO では主に書籍の出版やデザイン関係を担当。
新大久保駅から徒歩 3 分の立地にある新大久保 UGO は、新大久保という多種多様で賑わいのある町を体現するアートスペースとコミュニティセンター。築 60 年の木造アパートをリノベーションし始動した 30 坪のスペースでは、現役アーティストの展覧会やイベント企画の他、大久保町を中心とした地域活動を行っていくハブになるべく運営されている。
新型コロナウイルスの感染拡大予防対策へのご協力ください。「UGO のロードモデル vol.0」関連のイベント・企画にお越しいただく際は、マスクの着用、手指消毒のご協力をお願い致します。万一、37.5 度以上の発熱や、ご家族やご自身の体調に不安がある場合には、ご入場をお断りさせていただきます。予めご了承ください。